帝都事件簿

まほらば

隣人が集まった過激派集団。
ほかの存在との融和が受け入れられず各々の存在を確立するために活動するもの達。
厳密には組織ではなく、横の連携はあることもあるが、上下関係は存在しない。
代表者は酒呑童子

666

悪魔のスティーブと天使のシャーロットが営むカジノ。
銀座の實本ビルジングに居を構えており、スロットやルーレット、カード等々多種多様の賭け事が楽しめる。
また地上階とは別に地下に会員制の裏カジノが存在し、政治家や軍部の将校、果てはマフィアやヤクザなど裏世界の住人が訪れ、一種の社交場となっている。
ただし負け分が払えなかった時・・・・・・彼を見た人はいないという。

帝都護衛軍

日ノ本帝国陸海軍とは異なる性質を持つ軍隊。最大の特徴は作戦行動地域が帝都とその周辺に限定されていること。
作戦目的は帝都の治安維持、外敵の排除である。全三中隊によって構成されており、装備も独自のものを起用している。
陸海、近衛軍とは異なる指揮系統を取っており、その性質もあってよくほかの組織とぶつかっている。警察との縄張り争いは日常茶飯事。
なお、警察より権限は強い。

鞠花守

正式名称帝都護衛軍第三中隊。
海軍、陸軍、近衛軍の三つとは異なる指揮系統、作戦目的を持つ帝都護衛軍の中でも特に異色とされている部隊。
その構成員はすべて日本人(人間種)であり、孟姫九条藤乃少佐のお眼鏡にかかった兵ばかりであり、その力をもって帝都の治安を守っている。
しかし、その実は国粋主義者である九条藤乃の私兵である。
隣人に対する執着といってもいい憎しみが彼女の原動力であり、それは隊の行動原理にも反映されている。
帝都で彼女と鞠花守の名を恐れぬ隣人は多くない。

えとらんじぇ

正式名称帝都護衛軍第二中隊。
海軍、陸軍、近衛軍の三つとは異なる指揮系統、作戦目的を持つ帝都護衛軍の中でも特に異色とされている部隊。
その構成員はすべて隣人であり、双子の八咫烏である桐島五果、桐島三秀両少佐によって運営されている。
隣人であることを生かし、主に隣人関連のトラブルや事件の解決にあたることが多い。
様々隣人によって構成されており、その統率は消し高くない。またそのことが一部では問題視されている(第三中隊とかで)。
第三中隊とは当然のように犬猿の仲であり、護衛軍団長中平博光は常に頭を痛めている。

帝都探偵社

帝都の片隅に居を構える小さな探偵社。
怪しげな黒眼鏡をつけた女社長にいつも機械油まみれのエルフ、半裸の人狼に黒い(二つの意味で)ぬりかべ。
いい噂はほとんど聞かない事務所だが、金次第ではどんな依頼も受ける、何でも屋。その実力は折り紙付き。帝都を関するのは決して伊達ではない。
今は帝都護衛軍第一中隊から一人の新人准尉が出向している。

帝都の霧に潜む殺人鬼

それは霧の濃い深夜、人気のない通りで行われている。
被害にあうのは連れ合いらしき若い男女で、警察の厳重な警戒態勢の中、その目をかいくぐり犯行が行われている上、発見されるのはいつも早朝であることがこの事件最大の謎である。
また、犯行は現場の状態・犯行時刻・被害者の共通点から同一犯であるというのが各所機関の共通の見解であり、その犯行の残忍性及び被害の拡大から近々軍の出動があるのではないかと噂されている。

帝都の馬に潜む借金魔

それは帝都記念杯のある前日に起こる怪奇であり、被害に遭うのは金貸しのみに留まらないという。
被害に遭った者の証言では、犯人は口八丁・身振り手振りで自信が持つ優位性(後からよくよく考えればまったく優位性は皆無)を説いたり、同情を誘い巧みに高額の金銭を借り受ける。
だが、借り受けるというのはその犯人は最後には決まって「明日のレースで10倍にして返しますよ!」と自信満々に言っていることからなのだが、いまだ返済してもらったという証言はない。
この奇怪な事件を警察は新手の詐欺事件として捜査するべきか否か紛糾しているらしい。

天鐘街

旧浅草の下町地区を中心とした地域の総称。
大天蓋崩落の余波を特に受けており、多種多様な隣人と人間が入り混じっている。
建物が次々と積み重ねられていき、今ではその全容を理解している者がいるのだろうか。
特に下層のものが多くある種独特な階級社会を形成している。
マフィアやヤクザなどの温床になってることも多い。
名前の由来は大天蓋崩落時に寺にあった鐘が寺毎空に浮き、今でも時刻を知らせる鐘を鳴らすことから。

かふぇ表茶屋

千代田通りに居を構える喫茶店。
もともとは団子屋だったが先代が「これからはかふぇの時代だ」といって全面的に改装した。
どこから仕入れたのかわからないメイドなる女中服が人気の秘密。
吸血鬼のアンジェラがいれる珈琲や雪男の治五郎が作るかき氷が名物。
隣人も人間も差別なく対応するため、特に中流から下層の住人に人気。
だがそのためよくトラブルが起こることも。

帝都に流れる名も無き歌姫の歌声

毎週、月曜のラヂオの番組と番組の間に流れる、名もなき歌姫の事を諸兄は知っているだろうか?
それは、番組の番組の間のわずかな合間に流れ、本のつかの間我らの耳に届き、すさんだ心をいやしてくれる。
彼女のことについては何も分かってはいない。ただ分かるのは、それは歌声からおそらく彼「女」であろうと言うことがわかる程度だ。
放送局へ詰めかけてみても、局は知らぬ存ぜぬの一点張り。果たしてただの知らないふりなのか、あるいは・・・本当に局としてもまるで関与していないのか。
種族さえ分からぬ、おそらく彼女であろう彼女の歌声を聞いたものは、新愛と敬意をこめてこう呼ぶ。「名も無き歌姫」と。
彼女の一ファンである私は、これからも彼女の歌声と正体について・・・彼女が拒絶しない限りは追い続けたいと思う。

ディファレンスエンジン

現行技術の根底を支えている演算機械。
大小さまざまな円筒状のガラス管の中央に文様の刻まれた真鍮の棒が設置されている。
蒸気機関の生み出す莫大な熱/物理エネルギーを活用し、刻まれた魔法学の講式を展開する。その講式によって末端の機器への命令が行われる。
起動時は講式が燐光を帯びて浮き上がり、ガラス管内で回転する。
高級品だとスロットが底部に存在し、講式を追加することができる。

列車砲:御雷

大天蓋崩落後の戦乱末期、日ノ本帝国陸軍上層部が何を血迷ったのか作り上げた超大口径砲台運用機構。
その最大の特徴は列車を引くことであらゆる位置、角度からの砲撃が可能というもの。帝都、及び帝国全土の制空権確保を目的としたもの。
蒸気技術と魔法科学の粋を集めた結果、直径壱〇〇センチメートル、最大射程八〇キロメートルという規格外のスペックをたたき出した。
当初の計画では帝国全土に線路を引き、対巨大生物用として防衛網を整備、全十機製造される予定だった。
しかし、戦乱末期の物資不足に加え、試作三機を作った段階で命中力の低さが露呈。補正用の巨大ディファレンスエンジン開発がはじめられたが、その時には事態はすでに収束に向かっており、計画はとん挫した。
現在では試作された三機のうち一機は蒸気機関が爆発し損失。うち一機は帝都周辺の専用線路の設営が完了していたため、驚くことに現在でも運用がされていたが、先のまほろばによる占拠事件の折に砲身が損壊。復旧のめどはたっていない。
試作一号機は上総、二号機は下総、三号機は安房と呼ばれている。

十字教

世界で最も信者の多かった宗教。大天蓋崩落とともにその神秘性は崩れ去り、多くの信徒が去る(物理的にも)。
しかしその後の騒乱の中、絶望した人間を導き現在でも世界有数の信徒を保持している。
排斥派、融和派、原理主義の3派に分かれて仲良く内ゲバ中。
日ノ本帝国では融和派が活動中。ただし排斥派の人間も・・・?~

星ノ智慧派

コンダクターと呼ばれる女性指導者を頂点とした新興宗教。
本部はHLにあり、日ノ本帝国の帝都にも支部が存在する。
人間、隣人分け隔てなく受け入れる団体で現在信徒が徐々に増えている模様。
内部で行われていることは信徒でも少ない人間しか知らず、全容が明らかにされていない。
・・・・・・・失踪者が、よく出るらしいですね(震え声) 。

アカ

市民、幸福ですか?

維新戦役

大天蓋崩落の1853年から1880年の西南戦役までの27年間の戦いを指します。
この中で新政府では隣人との技術交換が盛んに行われました。
これが旧幕府側を敗北に追い込んだ遠因となっています。
また、この技術交換によって日ノ本は世界的に見ても屈指の技術大国へと発展しました。
世界を見てもこれほどの技術力を持つのは同盟国である米国と英国くらいなものでしょう。~

怪人五十八面相

今帝都を揺るがす怪人。白いマスクに黒いシルクハットとマントをまとった異貌の紳士。
様々な事件を巻き起こす怪人であるが、特に注力しているのが怪盗行為。
事前に予告状を送ってから目的の品を盗みにやってくる。
現在帝都中の警察や探偵が彼を追っている。が、なぜか捕まる気配は一向にない。

競り市場「暗夜の百貨店」

同盟国ではオークションと呼ぶらしい、その帝都の裏で行われる「百貨店」で出展される物品は殆どが非合法であり多種多様だ。なにせ百貨店であるのだからね。
秘密情報、窃盗品、兵器、石炭、人間etc。中には666のカジノコイン、かふぇ表茶屋の女中服、帝都探偵社や帝都護衛軍の名簿まであったりするのだから面白い。
だがこれらはまだ序の口に過ぎない。この「百貨店」で一番の目玉は、この世でもっとも種類豊富でばらえてぃに飛んでいるもの…つまりは隣人だな。

開催場所は毎回違い、出品物も参加するまでは基本的に分からない。もし君が参加したいのならば、自分の力で場所を特定し参加権を獲得するしかない。
むしろそれで参加者の力量を謀り、選別しているとも言われているから上手いやり方だ。
この競りの全てを管理している人は存在しているらしいが、その情報は全てが不明で、「百貨店」の従業員も把握はしてないらしい。希望的観測ではあるが、もし全ての競りに参加し続けたのならば、何時かはその人の情報が出展されるかもしれないな。

勿論本当に出展されたとしても君がそれを落札出来るがどうかは別問題ではあるがね。
競り市場に関する情報は私からはこれで以上だ。あぁ最後に1つ忠告しよう。この競り市場はその特性上、様々な組織や人物から狙われている。参加するなら気を付けたまえ。
…何故私がそんなことを知っているかって?その情報は出展品だ、今は教えられない。知りたいなら落札したまえ。

飛田新地

帝都にある二大色町のうちの一つ。もともとは上方にあったが、維新戦役の混乱に乗じて帝都にも進出した。
大きな特徴はその娼婦のほとんどが隣人で構成されていること。
もともと帝都にあった吉原とは仲が悪い。

妖精集会「はないちもんめ」

妖精たちが人間の組織を真似て作ったとされる組織という名の何かだと思われるもの。
基本的に妖精というものにまとまりはなく自由に動くもの。
それが集まりあい各自自分のしたいことをいうだけの場になっている。
それで気分が乗るか乗らないかを各々いいだす。
それは子供の遊びを決めるようなものになっている。
気分しだいで欠席したり来てすぐ帰ったり、まとまりがない。
実は組織というより、ただ大勢でどんちゃんさわぎしたいだけなのかもしれない・・・。

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