地域



天鐘街

旧浅草の下町地区を中心とした地域の総称。
大天蓋崩落の余波を特に受けており、多種多様な隣人と人間が入り混じっている。
建物が次々と積み重ねられていき、今ではその全容を理解している者がいるのだろうか。
特に下層のものが多くある種独特な階級社会を形成している。
マフィアやヤクザなどの温床になってることも多い。
名前の由来は大天蓋崩落時に寺にあった鐘が寺毎空に浮き、今でも時刻を知らせる鐘を鳴らすことから。

かふぇ表茶屋

千代田通りに居を構える喫茶店。
もともとは団子屋だったが先代が「これからはかふぇの時代だ」といって全面的に改装した。
どこから仕入れたのかわからないメイドなる女中服が人気の秘密。
吸血鬼のアンジェラがいれる珈琲や雪男の治五郎が作るかき氷が名物。
隣人も人間も差別なく対応するため、特に中流から下層の住人に人気。
だがそのためよくトラブルが起こることも。

飛田新地

帝都にある二大色町のうちの一つ。もともとは上方にあったが、維新戦役の混乱に乗じて帝都にも進出した。
大きな特徴はその娼婦のほとんどが隣人で構成されていること。
もともと帝都にあった吉原とは仲が悪い。

深宿

かつては内藤新宿と言われ、日の本一の宿場町として栄えた地域。
現在、この地域を詳しく書いた地図は存在しない。なぜならば、誰一人としてこの町の全容を知っている者はいないからだ。
大天蓋崩落より数十年、あの帳が降りた日のことを誰一人として覚えていないだろう 。
深宿を覆う闇。クロイトバリと呼ばれたその先には陽の光も文明の灯も届くことはない。
ゆえにそこは犯罪の温床となった。幾重にも重ねられた違法建築群、巻き起こる怪奇現象、加速する独自生態系。
そこはもはや誰かの住んでいい土地ではなかった。
ゆえに彼らは住まう
帝都にあいた大穴、事象の地平線。忘れ児の住まう場所。けれど、多くのものはかの場所をこう呼ぶ。深きものどもの宿、『深宿』と


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Last-modified: 2016-03-08 (火) 00:05:59 (2983d)